ヒマワリが土壌の放射性物質の浄化に効果があるワケ

ヒマワリは土壌の放射性物質の浄化に有効と言われています。

テレビ番組から誕生したあのDASH村*1の再開を目指して
TOKIOの山口君がひまわりを植えるために
7月以降、2度にわたってDASH村に入ったそうですね。

放射線量の多い地域ですから
もちろん防護服をつけて、土のサンプルを採るなども含め2時間だけの作業であったようです。


near Ō-warino, , Japan / wajun

きっかけは 6月、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から
放射性物質の除染の試みとして
DASH村にひまわりの種をまいてみる実験を提案されたことからです。

チェルノブイリでの原発事故のあと、
土壌に含まれるセシウムやストロンチウムを取り除くために、
これらの植物を利用した実験が行われてきています。
ヒマワリを用いての実験でも一定の効果が認められたといいます。

現在でもチェルノブイリでは農地に「菜の花」を植えて除染する取り組みが続いているそうですが、
菜の花と比べると 痩せた土地でも育つことや
花自体大きい分吸収する量が多いということで今回はひまわりが選ばれたようです。
季節のこともあるでしょうね。


植物の中には水と一緒に地中の放射性物質や重金属まで吸い上げて
根に蓄積していく性質があるんですね。

セシウムは植物の肥料に使われるカリウムと性質がよく似ているそうで
植物に吸収されやすいんだそうです。

ありがたいことです。
ほんとに自然の力に助けられますね。


しかし、放射性物質の厄介なところはその先。
今度はセシウムなどを吸収し汚染したひまわりの処分方法が問題になります。

処理方法としては バクテリアを使って水と二酸化炭素とミネラルの3つに分解。
このミネラルというのが放射性物質を含むので 
これをセメントで固めて放射性廃棄物として処理していく。
・・・といった想定のようです。


何でもセメントで固めて埋めれば良いというこの方法も
私は危機感を感じているのですが・・・



チェルノブイリの事故は1986年、もう25年にもなるんですね。
未だに事故後の処理が続いていますし、まだ終わっていません。

福島原発の場合も30年、50年、100年、かかるといろんな試算が言われています。
事故以前の状態に戻るためにはゆっくりととてつもない時間がかかるんですね。


こうして子や孫の代にまで大きな代償を残してしまう原発を
電力会社はそれでも他の発電方法に比べて、
安全で経費の掛からない発電源だと言い続けるのでしょうか?
不思議でなりません。


*1:DASH村は福島県浪江町にあります。
福島第一原発の事故がきっかけで警戒区域に入ってしまったために避難を余儀なくされ、
ここでの番組の収録が中断することに・・。