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認知症につきもの?根深い抵抗感が治療を遠ざける

PhoTones Works #5800

父の反応

病院に「もの忘れ外来」というのがあるから
母を診てもらおうと父に話をした時。

私の思いとはかけ離れていた父の反応がありました。
母は認知症の症状だと説明しても認めたくないのか
話の区切りには「歳やしなぁ・・・。」と言うばかり。

当時、母も80歳を目前にした歳でしたから
少しばかりの物忘れなんてあっても不思議ではありませんし
父はただの「年寄りの物忘れ」としたいようでした。

 

どこに物をしまったか覚えていないこと、
味噌汁の味があまりにも薄すぎること、
たった今言った質問を1分も経たないうちにまた訊ね、
それを数回繰り返すこと・・・などなどの母の言動。

先々どういう症状になっていくか、
また、その介護の話もしました。

認知症は病気なんだから
病院に行って診てもらうのは変じゃないということも
理屈では分かるんだけど、
いざ現実に何かするとなると躊躇してしまうんでしょうね。

 

認知症のとらえ方の違い

認知症は以前は痴呆と言われていました。
「痴」頭の働きがにぶい・思慮分別が足りない・ぬけている・おろか
「呆」愚か・ばか
戦前生まれの年寄りには未だにこの文字通りの
「ボケる・呆ける」というイメージでしかないみたいです。

田舎は(というか父は)世間体を先にもってきます。
そういったことは恥ずかしいことで、
周囲には知られないよう隠す事柄なんでしょう。

もちろん父には母に対しての配慮もあったと思います。
母の気持ちを考えると病院に行くことは
認知症を決定づけるようなもので忍びないんだと思います。

平穏に暮らしている今を荒らされたくない風な
父の気持ちも充分理解できるのですが
もしもこのまま放置しておけば必ず症状は進行するでしょう。
その先には大変な介護が待っていることは想像できます。

 

本人の抵抗や周囲の人の反対があると
気にはなっていても仕方ないか・・と諦めてしまって
なかなか病院の診察を受けるところまで進展しない。

こういうことがネックになって
認知症が初期の段階で治療が始められない。
そんなケースはよくあるんだろうなと感じました。

 

誰かが動かないと・・・

この話のやり取りは私と父とだけの話で、
母の意思は置き去りのままです。

そのことは心のどこかにいつも引っかかっていました。
でも、
じゃあこのままにしておいて良いのか?と自分に問いかけては
その度に“誰かがやらないといけないだろ”と言い聞かせていました。

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by カエレバ