動物愛護管理法の一部改正が閣議決定されました。
政府は17日、高齢の犬や猫などを世話する「老犬・老猫ホーム」業者や、ペットの売買をあっせんする「オークション業者」を、動物愛護管理法に基づく動物取扱業者に追加する政令を閣議決定した。また、販売目的で夜間(午後8時〜午前8時)の店頭展示を禁止することも求めた省令も近く改正する。施行はいずれも6月1日。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120117-00000036-mai-soci
老犬老猫ホーム業者やオークション業者が動物取扱業者として追加され、
今年の6月から登録の義務付けがスタートするというもので、
これまでが無許可であったことに驚いてしまいます。
登録することで施設の設備や待遇に何らかの基準が設けられたり、監視されるのであれば良いのですが、
「登録」してある業者だからそれで良い。と、内容や施設や待遇にまで踏み込まないままなら
大した拘束力は無いのでは・・・と心配します。
物言わぬ犬や猫だけにどれほどの扱いを受けても、外部に伝わるものではありませんから
そのあたりをカバーするものも実施されることを期待したいのですが・・・。
少し前まで広告などで「老犬ホーム」なんて文字を見ると、
なんで最後まで自分で面倒を見てあげないのよ!と嫌悪感の方が先に立っていたのですが、
自分が病気で入院する。とか、海外に行かないといけなくなった。とか
何らかの事情があってどうしても一緒に暮らせなくなった、介護できなくなった、という人も
いるんだと分かってきました。
犬の寿命はずいぶん長くなってきていますし、
実際に飼っている愛犬を前に 自分の年齢を考えると介護のための体力が持つかどうか?
ふと不安になったりもしますから。
ま、中には介護の面倒が見きれないから有料でも誰かに世話をしてほしい。という
ちょっとムッとしたくなるような理由などもあるようですが、預けるにはお金もかかることですし、
いらなくなったオモチャみたいに保健所に持ち込む下郎のことを思えばまだ納得がいきます。
だけど、これでもしも何かがあったとしても 未だに犬も猫も「器物」。
物扱いに変わりはないんですよね。
そこのところがまだまだ追いついていない。ペット後進国ですよ。
どうか「物」扱いする業者が無いことを祈りたいです。

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