とうとう先月に誕生日を迎え、
還暦というところまで来てしまいました。
60歳手前から書き始め、
アラ還的〜と名づけたこのブログのタイトルですが、
このまま行くべきか・・・
ちょっと気になっています。
せっかく慣れ親しんだタイトルなので
このままにしておこうか。とも思うのですが
虚偽の申告になるのでしょうか(笑)
ま、来てくださる人には大した影響があるわけでもなく
内心は面倒なのもあってこのまま通り過ぎようかと考えています。
という「還暦」ですが、
なぜ60歳がひと区切りのように言われるんでしょうか?ね。
干支(えと)が一巡するからだ。というのは聞いたことがあったのですが、
この際ちゃんと知っておこうと調べました。
干支の字の「干」は十干(じっかん)のこと。
同じく、「支」は十二支(じゅうにし)のこと。
十二支は ね・うし・とら・う・たつ・み...と
割とすんなりだれでも言えるんですが、
十干はちょっと馴染みが薄いですね。
十干とは
甲・乙・丙・丁・戊・己・甲・辛・壬・癸。
「きのえ」とか「きのと」とか十二支の前に付けてその年を表します。
詳しくは、
甲 こう きのえ (木の兄)陽
乙 おつ きのと (木の弟)陰
丙 へい ひのえ (火の兄)陽
丁 てい ひのと (火の弟)陰
戊 ぼ つちのえ(土の兄)陽
己 き つちのと(土の弟)陰
庚 こう かのえ (金の兄)陽
辛 しん かのと (金の弟)陰
壬 じん みずのえ(水の兄)陽
癸 き みずのと(水の弟)陰
私は巳年の生まれです。という言い方はしますが、
ほんとうはその前に十干が付くんですね。
今年は十干の「癸(みずのと)」、十二支の「巳(み)」の年なので
「癸巳(みずのと み)」といいます。
この十干と十二支の組み合わせは60通り。
つまり60年でこの組み合わせを一巡するということです。
そして「還」は戻るとか帰るとかいう意味、
「歴」は干支の意味。
それで60歳が「還暦」となるわけなんですね。
60年前の生まれた年も癸巳(みずのと み)の年だったってことね。
還暦の年、今年で退職した友人も多く
いよいよその後の人生を考える点に来たとも言えます。
私はまだもう少し仕事も続けることになりますが、
その後のことはまだ考えていません。
面白いもので、
この歳になってみてこの先どんなことをやっていこうかと思う時、
さて何年の猶予があるかな?というのが頭のどこかにあるんですね。
若い頃にはたぶん
自分の未来に期限など感じることは無かった思いますが、
思うように身体がついて来なかったり
ものが見えにくくなったりと制限が出てくるのも合わさって、
見方や考え方まで変わってくるもんなんだな・・と
最近つくづく感じます。