会話の中で
「うちの子は股関節形成不全なので・・・」と話したとき
大型犬は股関節が弱いからね・・・ってよく言われます。
日本では、
大型犬=股関節が悪くなる、と思われてるみたいで
いつもここがひっかかります。
ホントにそんな風に思ってるの~?
無くならない股関節形成不全の子
残念なことに日本では
股関節形成不全の子って未だに生まれてくるんですね。
例えば、バブル時代に
ゴールデン・レトリバーがとても人気があった時期があります。
市場で人気が有るとなると、
股関節に問題があろうと関係なく
ゴールデンを繁殖させて増やそうとします。
規制も何もない日本では
こんなときはお金になる的な儲け主義が先行するんですね。
これはバブル時期に限らず今も同じかな・・。
結果・・・
日本では未だに股関節形成不全の子が無くならない。
股関節形成不全を抱える子は繁殖させない。という
呼びかけをしている人(サイトなど)もいらっしゃいますが、
この悪循環は無くならないんですね。
だから
大型犬=股関節が弱い が常識のように
なってしまってる気がします。
一方、何かで読んだのですが、
ヨーロッパ(のどこかの国だったかもしれません)では
股関節形成不全の子はほぼいないそうなんですね。
日本では考えられないことです。
それはなぜかというと、
ヨーロッパではそういった遺伝性のある病気の子の繁殖は
全面禁止にして、
それをブリーダーを始め皆んなで徹底して守り、
何年にも渡り何世代も繰返して努力してきた結果なんですね。
これを知ったときは ショックでしたね。
遅れてるなぁ。。。にっぽん。
日本の文化や人々はすばらしいとの評価を多く耳にするこの頃、
犬などのペットを金儲けのモノ扱いする現状では
日本の意識はまだまだ低レベルと言わざるを得ませんね。
何だかとても恥ずかしい気がします。
たまたまウチに来た子が股関節形成不全だったことで
いろいろ知ることがあります。
これ以上同じような子が増えないように心から願っています。