認知症の母に高額な化粧品を売るセールス

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先日、田舎に帰ったときに父から聞いたはなし。

母の化粧品に足りないものが無いか見てくれへんか?と、急に言うので、

「なんで?」と訊ねると、

つい先日、化粧品のセールスさんが来ていたんだけれど、
帰ってもらったというのです。
それで、ほんとに足りない化粧品があれば揃えてあげたい。というのです。

 

前から母がP***化粧品を使っているのは知っていました。
すでに母の認知症の症状が見え出したころでも、
化粧ケースに1万円以上の化粧水やらクリームやらが入っていたのを見たことがあります。

父曰く、
何も趣味もない外出もしない母だから、化粧品も楽しみのうちだと思って・・。
と言っていました。


 

それからも認知症はゆっくり進行し、
今では新品の化粧品の箱はフタが片っ端から開けられている状態で、
母には使いかけた物がどれだけ残っているのか?いないのか?、
それすら分かってない状態です。

そんな状態の母に、これまでも訪問して来るセールスさんは、
ン万円クラスの化粧品を勧めていたようです。
しかも、他に同じようなものが有るのに・・。

常識的に考えて、85才もなるおばあさんに今さら最高級品が必要とも思えません。
最低限、乾燥や肌荒れを防げれば良いというものでしょう。

そりゃセールストークを聞けば欲しいと言うに決まっています。
今の母に、考えて断る。とかはできないんですから。

支払は父がするのですが、
毎回、高額になるのが気になっていたんでしょう。

田舎の人なので、「断る」ということを嫌うというか、
かなりのことが無いとしません。

が、
父に気付かれないようにと、
ヒソヒソ商品を勧めるそのセールスのやり口に、
とうとう堪忍袋の緒が切れた。という風でした。

 

今後のこともあるので、私が話をしようか?と父に言うと、
「もう来ないはずや。」と言っていましたから、
かなりハッキリと断ったようです。


わざわざ母が認知症だとは告知されなくても、
ただでさえ超高齢の年寄りなんだし、
セールスさんもそれらしい雰囲気は察していたはずです。

そういう判断もあやふやな相手に対し、
赤子の手を捻るみたいな売り方はほぼ犯罪に近いといいたいです。

高齢者や判断ができない人を販売業者から保護する法律があります。

 

特定商取引法第七条に、
訪問販売の公正さと購入者の利益が害されるおそれがあると認めるときは その販売業者に対し、必要な措置をとるべきことを指示することができる。として、

特定商取引法施行規則第七条の2号に、
「老人その他の者の判断力の不足に乗じ、訪問販売に係る売買契約や役務提供契約を締結させること」と明記されています。

 

これは例えば、老人だけの世帯の家に訪問して、
高額で不必要な商品を売り付けたりすることを指しています。

高齢者は契約内容の理解の如何にかかわらず、
「老人その他の者の判断力の不足」が当てはまりますし、
訪問販売の公正さに違反し、購入者の利益が害される事例になります。

 

ずっと以前になりますが、義父が一人暮らしになったときに、
電話をかけてきては毎月のように高価な仏像を売りつけていた業者がありました。
のちに行政処分を受け業務停止になりましたが。

 

まだ今のところ、父がしっかりしているのでなんとかなりましたが、
高齢者世帯ではこうしたことも先々気を付けていないと・・と思います。

訪問販売はそのセールスの人間性にもよると思いますが、
セールスのプライドにおいて、
売れればなんでも良し!みたいな販売姿勢はどうなんでしょうね。
(私もセールス経験があるので)

自分の行為が「法律違反であること」をよく認識されること。
自分の年老いた親が同じことをされたら・・どうなのか?と、
少しは考えて頂きたいものです。

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